映画鑑賞日記 『英国王のスピーチ』

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    <あらすじ>
     幼いころから吃音で悩んできたジョージ6世。厳格な英国王ジョージ5世は、そんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを命じる。ジョージの妻エリザベスは、吃音を治すために様々な専門家を探すのだが、一向に治る気配がないジョージ。そんな中、スピーチ矯正の専門家ライオネルのもとへ夫を連れていくことになる。
    ジョージ5世が亡くなり、英国王になった兄のエドワード8世は、一人の女性と恋に落ち、その愛を取り、国王を退く。次期、国王となったジョージだが、時は世界大戦前夜。国王として、重要なスピーチを行っていかなければならなかった。


    実話を元に描かれた本作。とても面白く観る事ができました。
    その英国国王としての責務と守らなければならない義務。一人間として苦しむジョージの姿は、一般の人間として決して観る事も、想像する事もできない事実であるでしょう。そこにスポットを当て、いち人間として、ライオネルとの友情が育まれていく姿には感動を覚えました。
    特に、ライオネル役のジェフリー・ラッシュがすっげぇ、いい。ジョージ役のコリン・ファースの、いち人間の苦しみを表現した演技も良かったけど、とにかくジェフリー・ラッシュが良かった。苦しむジョージを見つめるその表情、そしてジョージの本質を認め、偉大な国王になる事を見抜き、信じたその姿をしっかりと表現してくれています。
    あと、ヘレナ・ボナム=カーターが綺麗に年を重ねていて、どこかキュートでかわいらしくって、良かったです。

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    映画鑑賞日記 『きっと、うまくいく』

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       久々に映画館に行ってきました。
       一部で評判が良かった本作『きっと、うまくいく』。原題は『3 Idiots』。以前、映画祭かなんかで上映された時は『3人のバカ』だったみたいだけど、今回の題名『きっと、うまくいく』が一番しっくりくるかな。
       ちなみに、あまり馴染みがないインド映画で、その特徴であるダンスシーンもしっかりある。

       結論から言ったら

       「近くに観れる映画館があるなら、いますぐ観にいけ!」

       というのが感想。
       僕自身、近くで時間が合う映画館がなくて、隣の県まで1時間半ほどかけて観に行ったんだけど、それでも全然良かったと思う。ていうか、今日、急に息子さんが熱を出さなかったら、今日も観に行ったと思う。それぐらい良かった。
       自分の少ない映画鑑賞数の中ですが、ベスト10に入れてもいいかなと思っている。
       ドンパチするだけで内容がないようなハリウッド映画や、漫画や小説の原作がなけりゃ作れない邦画(しかも、著しく原作の価値をさげてしまうような駄作)が多い中、こういった映画があれば、少々高くても映画館に行こうと思うな。

       約3時間という少々長い映画なんですが、時間なんかあっという間に過ぎていってしまう。
       ジャンルはコメディなんだろう。笑えるとこがかなりあるんだけど、途中でおっさん一人で号泣してしまう場面もあったし、なかなか内容が濃かった。それでもって、全編を通して教育制度を痛烈に風刺し、かつ、特に若い人が観たら、明日からの生活に後押し、元気づけてくれるような内容。

      <あらすじ>
      行方不明だったランチョー(アーミル・カーン)が街に戻ってくると聞き、ファルハーン(マドハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)は母校に向かう。10年前、三人は名門大学の学生だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。しかし、ランチョーと学長の娘・ピア(カリーナー・カプール)が接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。

      <監督・脚本>
       ラジクマール・ヒラニ
      <キャスト>
      アーミル・カーン
      カリーナー・カプール
      マドハヴァン
      シャルマン・ジョシ


       個人的にははよ上映が終わって、DVDを出してくれと思ってます。
       リージョンフリーなら英語字幕版を買ってもいいんだけどなぁ・・・。ブルーレイでもいいけど、それだったら日本語版を待つかな・・・



      洋書 『Big Fat Cat and The Mustard Pie』

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         正確に書くと、この『Big Fat Cat and The Mustard Pie』は洋書ではない。
         英語が読めるように工夫された、日本人が書いた英語の物語というのが正確なところかな。
         一応のコンセプトは多読三原則に近いものがあって、「とにかく辞書を読まないで物語を楽しもう」というものらしい。そのために本シリーズの工夫は、難しい単語の部分にはルビが振ってあり、最初の数巻には全文の詳しい解説、および、英語を読むときのいくつかのテクニックのようなものが紹介されている。
         ただし、あくまでも「英語で物語を楽しむ」ということをコンセプトにしているので、「このシリーズを英語を勉強するために使う」という姿勢で読むのはよした方がいいみたい。
         
         実際に、僕はこのシリーズを通して解説部分は全く読んでいないし、本文に書かれているルビも非常に邪魔に思えた。日本語のルビが入っていると、つい日本語に訳してしまうから。
         逆に、日本語のルビが邪魔だなと思えたというのは、「英語→日本語」という思考回路から脱してきた証拠にもなるのかなと、胸の内でニヤリと自己満悦にひったったくらい。
         別に、この本のコンセプトを批判しているわけではないので、本書を使って、解説を読んで英語の読書の方法を学ぶというのはとても有効かなと思います。洋書を読むという入り方が違うってだけで、人によっては本書から得られるものが多い人もたくさんいるでしょう。

         本シリーズのコンセプト云々は置いておいて、本シリーズの何が素晴らしいって、物語が面白いこと。文法だとか、単語が難しいだとか、そんなの関係なしに読み進められるんではないかなと思います。実際、使われている単語とか構文とかは、最後の巻に近づいていくにつれて難易度は結構高めなんじゃないかと思うんですが、順に読んでいけば気にならないくらい。

         全7巻を通読すれば、約38000語以上を読んだことになるし、英語の多読の入門としては最適なんじゃないかなと思います。結構前のものなんで、古本なんかでも手に入れやすいし、かなりのお勧め。



        読書日記 『大人のための英語多読入門』 佐藤まりあ著/酒井邦秀監修

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           久々にブログの更新を。ずーっとサボっていましたが、その間にも色々と本を読んでいたし、これから更新を続けていくならネタには困らないかな。
           最近は読む本の種類が変わってきたというか、息子さんが誰に似たのかものすごい読書家でありまして、これからは息子さんの絵本から気に入ったものなんかも紹介していこうかなと思っています。

           で、僕はというと、最近はもっぱら洋書ばかり読んでいるような気がします。
           特に英語を勉強しようとか思っていたわけではないのですが、なんとなく手に取った本書『大人のための英語多読入門』を読んで感化されたというか、英語の多読もなかなか良いもんかなと思い、洋書を手に取ったわけです。

           本書の対象は「大人」となっていますが、50〜60歳以上の方を「大人」と定義しています。定義しているというと大げさですが、「定年退職後に時間がいっぱいあるんで英語の多読はどうですか?」というキャッチフレーズで書かれているだけで、本書に書かれていることは何歳でも当てはまるんですけどね。

           本書の目標は洋書「100万語」。100万語と言っても、「I」も「you」も「in」もすべて1語計算だからそれほど恐れることはなさそうな気がする。実際に、僕は半月ほどで10万語ちょっと読んでるし、ハードルは数字ほど高くはない気がします。
           この「100万語」というのも一つの達成目標であって、あくまでも洋書を楽しもうというのが本書の趣旨なんで、それほど気にすることはないかなと思います。ネットでは100万語を読むだけで、勉強しないでTOEICで●●●点が取れたとか書いてあったりしますが、僕的にはそんなの期待しないほうがいいと思います。まったく効果がないとは思いませんが。

           本書で紹介されている洋書を読むルールは3つ。

          1. 辞書を引かない。
          2. わからないところは飛ばす。
          3. つまらない、難しいものは後回しにして他の本へ。



          マンガ日記 『G戦場ヘヴンズドア』

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             かなり久々の更新。一度サボっちゃうとどうでもよくなっちゃって。てーか、3月の震災以降、本を読むという行為から遠ざかっちゃって。なにがどうしてっていう理由はないんだけど、それまでの習慣というか、続けてきたものが一気に意味がないもののように思っちゃった時期があって、一度そういった状態になってしまうと、元に戻るってのは結構難しいもんなんだなと。
             ということで、久々の更新なんだけど、これも何か理由があって再開したわけじゃないんだけど、ふと再開しようと思っただけ。毎日続くかはわからないし、また直ぐに遠ざかっちゃうかもしれないけどボチボチとマイペースに更新できればなと思ってます。

             で、久々の更新は『G戦場ヘヴンズドア』。2人の少年が運命的に出会い、漫画の世界に入っていくという『バクマン』のような作品。といっても、『バクマン』は1巻の第1話しか読んでいないんでようわかりませんが。
             この『G戦場ヘヴンズドア』は結構前の作品で、たぶんIKKIの初期の作品。IKKIって今はよう知りませんが、初期は名作揃いだったと思います。この『G戦場ヘヴンズドア』も面白いというのは聞いていたんですが、機会がなくてようやく先日読んだというわけ。

             これがまた、面白いを超えて全身に鳥肌が立ったというか。もう、2巻を読み終えた時点で身体から熱いもんがこみ上げてきて無意味に家の中を走り回っちゃったもんなぁ。
             確かに荒削りな作品ではあるんですが、それ以上に熱くなる。全3巻という短い話なんですが、うまく話もまとまっているし、なにより1巻から徐々に面白さが加速していき、ほんとイッキに読めるとはこの作品のようなものを言うんだろうなと思ったりして。
             嫁さんも、ただ涙が溢れて止まらなかったって言ってたもんなぁ。
             あまり話題になっていない作品かもしれませんが、個人的名作に認定だな。



            柳原陽一郎 ムジカジャポニカ5周年感謝感激フェア〜『大阪全曲リクエストLIVE』

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                これまた久々の更新。Twitterの記録で自動で更新されているけど、そもそもTwitter自体を今はほとんど使っていない・・・。自動更新も止め時かなぁ。

               久々の更新は何かと言いますと、昨日行った大阪ムジカジャポニカでの柳原陽一郎さんのライブについて少々書こうかなと思いまして。
               柳原陽一郎さんと言えば、元たまのボーカル。「さよなら人類」のボーカルの人と言えば一定の年代の人にはピンとくるのではないかなと思います。で、柳原さんのライブは初めて。

               今回のライブは全曲リクエストで、上位20位を歌うというもので、たま時代からソロになってからの曲をたっぷりと堪能することができました。
               正直、ソロになってからの活躍はあまり知らないところがあり、知らない曲も数曲あったんでうすが、それを差し引いても非常に楽しめました。
               
               客層は9割5分が女性。確かにソロになってからの曲を聞くと頷けるかな。
               登場した柳原さんは、当然のことのように姿は年を取って年齢相応の風貌なんですが、声は全く変わっていない。これはCDに録音されている声とほとんど変わらないということ。当然、録音時に編集は行っているのでしょうが、生で聞いて実感しましたね。この声はホントに与えられたものだと。生で声を聞けたというだけでも満足しそうなくらい。
               歌われた曲は、リクエスト方法のためかなんと「ブルースに捧ぐ」がランク外。これはちょっと残念だったけど、「さよなら人類」も聞けたし、「泣いているのはきみだけじゃない」「オリオンビールの唄」と聞けたし、もちろん名曲「満月小唄」も満喫できた。「牛小屋」のブルースバージョンとか。最後は初めて人前で歌う新曲も披露してくれて大満足でした。

               ここ最近、知久さんや滝本さん、今回の柳原さんとたまのメンバーのライブに行ってきていますが、自分の世界をしっかりと持ち、地道に活動を続けていた人たちの唄って本当にいいもんだなと実感。音楽の力をとても感じちゃいました。

               最後に知久さんの作曲の「おやすみいのしし」の映像を。この映像の柳原さんはとても楽しそうで、好きな動画です。




              『Gちくミニツアー2011』in 三重・亀山『月の庭』

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                 昨日、ひさびさにブログをアップし、知久さんのライブのことを書きましたが、実は17日の金曜日にも知久さんのライブに行ってきたんでちょこっと記録代わりに書いておこうかなと。

                 場所は三重県の亀山にある『月の庭』という自然派カフェ?。残念ながらこの『月の庭』は昨日19日に閉店になるということで、知久さんと滝本さんのGちくミニツアーとして最後のライブが行われたのでした。
                 そもそも、知久さんはたま時代から『月の庭』に来てたようでして、毎年のように滝本さんとライブをやってきたそうです。僕は去年初めてここでのライブに行ったんですが、2回目にして最終ライブ・・・。場所的には近いところだったんで、ここでのライブがなくなるのはちょっと悲しいなと思ったり。

                 ライブ会場は『月の庭』の庭にある広場みたいなところで、ちょっと曇っていましたが雨も降らずでとてもいい雰囲気の中でのライブでした。ちょっと虫刺されの被害が大きかったのですが。

                 最初登場したのは滝本さん。次に知久さん。最後に2人で登場という流れ。
                 ちょっと日にちがあいちゃったんで曲とか何をやったのか覚えてない・・・。ざっとアルバムを聴けば、「ああ、これやったなぁ」と思いだすんでしょうが。
                 とにかく、雰囲気もよく、なんで『月の庭』がしまっちゃうんだろうなって残念になってしまいましたけど、知久さんも滝本さんもこれからの発展を祝うという感じで良かった。そうそう、『月の庭』最後の曲が「まちあわせ」だったのも良かったな。たまの最後の曲「ヒゲのある暮らし」に通じるものを感じたな。知久さんは「石川さんに内緒だよ」ってステージを降りて行きました。


                 さて、ここ数日で知久さんのライブに2回。8月には柳原さんのライブに行く予定だし、これからも楽しみなことが満載で幸せだなぁ〜。



                今日は名古屋の栄で知久さんのライブ。

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                   今日は名古屋の栄で行われた『面構-TURAGAMAE- ズナマ歌踊祭』に行ってきました。なんで行ったかと言いますと、出演者の中に知久寿焼さんがいるから。嫁さんと息子さんを連れて行ってきました。

                   とにかく今日はじめじめ蒸し暑くって、身体の調子があまり良くなかったんですが、約30分という短い時間で大盛りの内容でした。さすがっていうか、あの独特の雰囲気で完全に場を制していたっていうかね。いや、ホント良かった。

                  知久寿焼

                   やった曲は
                  「らんちう」「金魚鉢」「電車かもしれない」「ひとだま音頭」「ちょっと今ココだけの歌」「月がみてたよ」
                  だったはず・・・
                   嫁さんはいきなりの「らんちう」に感動してたけど、息子さんが騒ぎ出したために「電車かもしれない」を聞けずにテンションが落ちてた・・・。

                   で、ライブ終了後に記念に写真を撮ってもらったんで、息子さんと。

                  記念に

                   息子さんは「なにこのおっさん」って感じだったんですが、「ハオハオ」のおっちゃんやでって教えてあげると、「『ハオハオ』は難しいから唄えん」だって。知久さんは『ハオハオ』は作ったけど唄ってないんだよねぇ~って話しかけてくれてました。
                   この後、嫁さんと息子さんと知久さんの写真も撮ったんですが、息子さんは鼻くそほじってました・・・。それを観て知久さんも代わりに鼻くそほじってくれたんかっていじってくれてました。



                  4.3 『プロフェッショナル修斗公式戦 BORDER -season3- 「春雷」 』

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                     久々にブログを更新。あの大震災からどうもその日その日を過ごすしかない状態で、ブログなんて更新する気になれなかったんですが、ようやくその気になりました。というのも、今日観戦してきた修斗のメインに陳腐な言い方をしたら元気を貰ったから。
                     メインに登場した扇久保選手は岩手出身。今回の環太平洋タイトルには並々ならぬ決意があったのでしょう。対する松本選手も気持ちでは負けておらず、素晴らしい試合になりました。結果は扇久保選手の勝利。一本極めることはできなかったのですが、2度あわやという場面を作った扇久保選手。対する松本選手も1ラウンドにカウンターの腕十字でキャッチまで追い込む場面も。甲乙つけ難い内容でしたが、松本選手は終始後手に回っていた印象があったかな。とにかく、最後まで気持ちの面で優っていた扇久保選手が新チャンピオンに。とにかく、良い試合でした。


                    第1試合 フェザー級 5分2R[2011年度新人王トーナメント1回戦]
                    × Dr. takuya vs. 〇 石原夜叉坊
                    (判定 0−3)
                     石原選手はデビュー戦なんだけど、とても気が強いというか、気持ちが前面に出てる選手だった。こういった選手がガンガンやってくれると全体的に盛り上がっていくね。

                    第2試合 バンタム級 5分2R[2011年度新人王トーナメント1回戦]
                    × 桑原 悠 vs. 〇 柴田“MONKEY”有哉
                    (判定 0−2)
                     柴田選手は立って良し、寝て良しって感じの選手だった。最後はバテて危ない場面もあったけど。今後が楽しみかな。

                    第3試合 ミドル級 5分2R[2011年度新人王トーナメント1回戦]
                    〇 レッツ豪太 vs. × 吉川雷鳴
                    (判定 3−0)
                     ミドル級は近くで観ると身体がでかくて迫力あんなと再認識。タイプ的には吉川選手のほうが好きだったけど、自分の得意な形にまったく持っていけなかったみたい。

                    第4試合 ウェルター級 5分2R[2011年度新人王トーナメント1回戦]
                    〇 クレイジーバーサーカー文平 vs. × 別府セブン
                    (判定 3−0)
                     文平選手はリング入場からオモロイ選手だったな。実力もあるな。ちょっと期待したい選手だな。あのダンス?は忘れられないわ。

                    第5試合 バンタム級 5分2R
                    〇 渡辺健太郎 vs. × 佐藤ハヤト
                    (TKO 2R0分0秒)
                     佐藤選手は起死回生の三角に失敗してしまって足がつってしまったのかな。とにかく、気持ちが折れてしまったんだろうな。

                    第6試合 ウェルター級 5分2R
                    〇 柴 博 vs. × 下石康太
                    (一本 横三角絞め 1R2分28秒)
                     新人王対決は柴選手の勝利。下石選手のほうが勢いある感じだったんだけど足元をすくわれた感じでしょうか。

                    第7試合 フライ級 5分3R
                    △ 生駒純司 vs. △ ヒートたけし
                    (ドロー 1−0)
                     ヒート選手にとっては痛いドローだったろうな。一気にランキングを上げるチャンスだったろうに。もう少し動きが欲しかったかな。生駒選手はさすがってところでしょうか。


                    第8試合 環太平洋フェザー級チャンピオン決定戦 5分3R
                    × 松本輝之 vs. 〇 扇久保博正
                    (判定 0−2)



                    読書日記 『浮世の画家』

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                       カズオ・イシグロの長編2作品目。
                       なんだか純粋な日本人、もちろんカズオ・イシグロは英国籍を取得するまでは日本人だったわけですが、が書いた作品、いやそれ以上に日本的な作品というのが感想。なにも知らずに読んだら、この作品が英語に翻訳されたと思うに違いない。

                       内容は、戦時中に尊敬を得、高い地位にいた画家が、戦後には、その作品が戦争を賛美し、若い者を無意味な戦争へと駆り立てたという事実に苦しむ晩年を描いたもの。こう書くと、最初から最後までこの主人公である画家が苦しんだという感じがするかもしれないけど、そうでもない。
                       画家はむしろ、そのような影響を与えた自分の作品に一種の誇りを持っていたといえるかもしれない。ただ、その影響が次女の結婚話に出てくることで、少し考えを改めていったというのかな。そして、自分の罪を明らかにし、そのことに反省をするわけ。
                       でも、物語の最後の最後のほうで、確かに作品は戦争を賛美する面をもったかもしれないけど、その影響は微々たるものだったのではないかというふうな感じになる。
                       実際の話、戦争中に指揮をあげるために利用された唄や絵画は、それがどれほどの影響があったのだろうか。戦後、それらの作品を作り上げた芸術家たちが随分と非難されたようだけど、それは後付けでしかなく、結局、戦争は戦争でひとりで暴走をし始めていったんだというのが真実じゃないのかな。唄や絵で命を投げ捨てるってのは多少大げさなのかもしれない。
                       ただ、どこかに戦争の責任を押し付けたかったのではないだろうかなと思うんだな。



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