マンガ日記 『G戦場ヘヴンズドア』

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     かなり久々の更新。一度サボっちゃうとどうでもよくなっちゃって。てーか、3月の震災以降、本を読むという行為から遠ざかっちゃって。なにがどうしてっていう理由はないんだけど、それまでの習慣というか、続けてきたものが一気に意味がないもののように思っちゃった時期があって、一度そういった状態になってしまうと、元に戻るってのは結構難しいもんなんだなと。
     ということで、久々の更新なんだけど、これも何か理由があって再開したわけじゃないんだけど、ふと再開しようと思っただけ。毎日続くかはわからないし、また直ぐに遠ざかっちゃうかもしれないけどボチボチとマイペースに更新できればなと思ってます。

     で、久々の更新は『G戦場ヘヴンズドア』。2人の少年が運命的に出会い、漫画の世界に入っていくという『バクマン』のような作品。といっても、『バクマン』は1巻の第1話しか読んでいないんでようわかりませんが。
     この『G戦場ヘヴンズドア』は結構前の作品で、たぶんIKKIの初期の作品。IKKIって今はよう知りませんが、初期は名作揃いだったと思います。この『G戦場ヘヴンズドア』も面白いというのは聞いていたんですが、機会がなくてようやく先日読んだというわけ。

     これがまた、面白いを超えて全身に鳥肌が立ったというか。もう、2巻を読み終えた時点で身体から熱いもんがこみ上げてきて無意味に家の中を走り回っちゃったもんなぁ。
     確かに荒削りな作品ではあるんですが、それ以上に熱くなる。全3巻という短い話なんですが、うまく話もまとまっているし、なにより1巻から徐々に面白さが加速していき、ほんとイッキに読めるとはこの作品のようなものを言うんだろうなと思ったりして。
     嫁さんも、ただ涙が溢れて止まらなかったって言ってたもんなぁ。
     あまり話題になっていない作品かもしれませんが、個人的名作に認定だな。

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    マンガ日記 『電波の城 (1)』

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       『ギャラリーフェイク』のころから思うんだけど、この細野不二彦って人は原作なしでよくこんな作品を描けるなと。ということは、『ギャラリーフェイク』の時には美術関係の、本作においてはメディア関係の知識が豊富である。下手な想像や浅い知識では『ギャラリーフェイク』のような名作は描かれなかっただろうし、本作も僕はまだ1巻しか読んでいないけども、最近の本作の奥深さの噂はよう聞いている。もうひとつ未読ではあるが連載中の作品『ダブルフェイス』も奇術を題材にしており、こちらも原作なしで奇術のことをかなり深く描いているようだし、この人はやはり只者ではない。
       それにしても『さすがの猿飛』や『Gu-Guガンモ』の作者と、『ギャラリーフェイク』の作者が同じというのも凄いな。そして、映像化されている作品もかなり多い。それにしては評価が低いというか、正当な評価があまりされていない感じがするんだけど、僕の気のせいであろうか?

       長々と作者について書いていたけど、第1巻の内容はまだまだ導入って感じ。既に11巻まで出ていて、扱っているテーマもかなり際どいものになっており、名作の一つになりつつあるみたいなんで今更ではあるけど、第1巻の時点では、これからどう化ける作品なのか、はたまた面白みが発揮される前にしぼんでいく作品なのか分からない状態。まあ、期待を持てる雰囲気は感じられるけどね。



      マンガ日記 『ふうらい姉妹 (1)』

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         表紙を見て、ビビビってきて買ったんだけど、これがまた強烈な作品。久々に凄いものに出会った感じ。

         姉・山本れい子と妹・山本しおりのアホ二人の日常を描いたもの。基本的に4コマ漫画なんだけど、コミックには特別編として短編が何作か収録されています。
         どこか吉田戦車の匂いがしないでもないけど、こういった不条理というか、はっきり言ってわけが分らないマンガは好き。ただ作者の精神衛生が心配なだけ。
         こういったマンガって、連載している方はとても辛いだろうな。音も動きもない中で不特定多数の読者を笑わせるってのはとても難しい。漫才はネタは繰り返せるし、1つのギャグを持っているだけでもテレビの中では笑いをとることはできる。でも、マンガって毎回同じものなんて描けないし。
         感覚的に面白い人が描いているものは、さらに難しいだろうな。ギャグを生み出して描くタイプは、生み出す苦しみはあるだろうけど。でも、自分の中でふとこうなったら面白いだろうな、って感じで作品を描く人は、その経験が必要なわけで、経験を得るためには非常に困難をともなうだろうなと想像してしまいます。

         勝手なギャグ漫画家の苦しみの想像でした・・・。




        マンガ日記 『海街diary 3 陽のあたる坂道』

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           本書も昨日と同じで部屋から発掘された作品。調べたら2010年の2月に発刊になっているから、1年ほどほっとかれていたみたい。申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも、1年経ってまだ新刊は出ていないようですね。さすが不定期連載。連載がフェードアウトしないなら、不定期連載は待っている方としては早く出してほしいと思う一方で、作者が思うまま、楽しく描けるのではないかなと思うとそれもありかなと思ったりします。

           本書に収録されているのは
          「思い出蛍」「誰かと見上げる花火」「陽のあたる坂道」「止まった時計」の4編。

           どの話もありきたりの表現で言ってしまうと、心が温かくなるような、ホンワカとさせてくれる話ばかり。やっぱり、このシリーズはいいなぁと思えます。

           さて、今後は幸が不倫状態を終えて、今後どんな恋愛をするのか。そして、すずの恋愛もどうなるのか。って感じなのかな。次女の佳乃にも相手になりそうな人物も現れてきたし、恋の話ばかりだなぁ・・・。個人的には名前しか出てきていないアライさんの今後の活躍に注目したいですな。



          マンガ日記 『聖☆おにいさん (6)』

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             積読されていた本の下の方から発掘。たしか、去年の年末に発売日に買ったはずなのに未読だったもの。どうやら自分の部屋の中には忘れ去られた本がまだまだ眠っていそう。不思議と同じものは買わないんですがね。

             『聖☆おにいさん』も第6巻。よくもまあ、6巻まで続いたもんだと正直思いますよ。面白いんですが、最初はその設定の奇抜さゆえの面白さかなと思うところもあったんですが、こういったテーマを考え出すだけあって、これまでの話のセンスもやはりある。まだまだネタも続きそうだし、嬉しいかぎり。

             ちらっと出てきた弁才天が気になるなぁ。噂だけの登場だけど、本編に今後出てこないかなぁ。本編に出てきたことってあったかなぁ・・・、覚えてないけど。
             新キャラのジャック・オ・ランタンも味があるし、今後どうからんでくるんかな。楽しみ。



            マンガ日記 『テルマエ・ロマエ (1)(2)』 ヤマザキマリ

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               くっだんねぇ〜。でも。おもしれぇ〜。
               Wikipediaの説明に「古代ローマ時代の浴場と、現代日本の風呂をテーマとしたギャグ漫画」って。もう風呂をテーマにしたギャグ漫画という、どこから発想が来たのか作者に聞きたいくらい。
               2巻になってくると若干無理が生じ始めてきた感はありますが、第1巻での目新しさと面白さは2010年のマンガ界で話題になった作品だというのもうなずけます。

               でもって、作者のローマ時代の風呂に対する造詣の深さも驚き。ローマ時代の風呂って言うと、普通の人の知識はカラカラ浴場止まりでしょう。それが、なんか詳しい内容がマンガになっちゃってるって、凄いな。日本のマンガ文化の奥深さを再確認だわ。

               作者のヤマザキマリの経歴を観たけど、その人の人生をマンガにしても話になりそうだ。もっとも自らのイタリア暮らしをテーマにしたエッセー漫画でデビューしているみたいだし、もともとはそっち路線なんだろうな。
               14歳でドイツ、フランスを一人旅って、羨ましいけど、金と時間があっても普通はできんわ。経験と知識があってこその作品なんだとちょいと思ったりして。




              マンガ日記 『なにかもちがってますか (1)』 鬼頭莫宏

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                 三日連続で鬼頭莫宏の作品。
                 『のりりん』の第2巻と同時発売された本作『なにかもちがってますか』。短編ならまだしも、長編連作の作品とは思えないこのタイトル。ある意味センスがあると言えるかもしれませんが、なにも知識がない人は絶対に手に取らないタイトルですなぁ。

                 そして物語がびっくりするほど規模が小さい。主人公の日比野光は「自分の近くにあるものと目標をキューブ状に入れ替える」能力があり、それを知った転校生・一社高蔵はその力を利用して世の中の間違いを正そうとする、というのが第1巻の大方のあらすじ。
                 この一社というのがまた偏った考えで、社会の決まりを守れない奴は死んでもいいという考えで、一社に流されていくかたちで日比野の力で人が亡くなっていくんですが、すっげぇ小さい世界での話で、今後どんな流れになっていくのか全く予想がつかない。こんな感じの流れだと壮大な物語とはいきそうもないし、う〜ん、ホントどうなんだろう?

                 『のりりん』の第1巻でも感じたんだけど、どうも最近の鬼頭作品は1巻を読んだだけでは今後の展開が全くつかめない。2巻位からエンジンがかかってくる感じなのかな。まあ、とりあえず、次巻以降も読み続けようとは思うんですが、変な形で終わりにならないのを願うばかり。



                マンガ日記 『のりりん (2)』 鬼頭莫宏

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                   昨日に引き続き『のりりん』の第2巻。
                   第1巻はプロローグ的な感じだと思ったんですが・・・、第2巻もプロローグな感じ。たぶん、こんなペースでずるずる(だらだら?)物語が進んでいくみたい。別に面白くないということではなく。
                   一応、ロードでの勝負をしなきゃいけなくなった主人公・丸子の、勝負に向けての準備を描いているということで、ひとつの山場に向かっているということにはなるんでしょうが、どうもそういう感じはしない。
                   むしろ、作者が一生懸命になって自転車、その中でもロードの楽しみを紹介してくれている感じでして、ちょいと説明くさい展開ではありますが、興味深い内容でもあります。実際に、僕もちょいとロードをやってみたいと思ったのは事実。ただし、そのかかる金額を想像するだけで一瞬にしてやろうという気持ちは消え去りましたが・・・。

                   さて、主人公の丸子が自転車を嫌がる理由もそろそろ話に出てきそうだし、第3巻も楽しみ待てそうです。
                   そうそう、先日、コンビニでイブニングの表紙が「のりりん」だったんですが、鬼頭作品が表紙になるってちょっと想像できなかっただけに思わず手に取ってしまいました・・・。



                  マンガ日記 『さよならもいわずに』 上野顕太郎

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                     『このマンガがすごい!2011』でオトコ編で3位を獲得した本作。
                     正直、この上野顕太郎の作品は読んだことなかったんだけど、この本の紹介を読んでみて、愛する妻が突然亡くなった時に表現者はどのような方法を使うことで、その自身の心の内を表現するのかということに興味を持って本作を手に取ったというわけ。

                     上野顕太郎という作者が、普段どのような表現方法を使っているのかは分りませんが、その持てる技術・考えを駆使して自分の悲しみを表現したというのはビシビシ伝わってきます。そして、おそらくは全てを表現しきれない悲しさも伝わってくるような感じです。確かに、マンガという媒体を使って表現する方法としてこれ以上のものはないのではないかと思ってしまいました。
                     ただし、この「最愛の妻をなくして、その悲しさを作品にぶつけたい」という背景がなければ、逆に技術先行型になってしまって、作品の内容を無視した目につくだけの作品になってしまった危険もあるんじゃないかなと思います。

                     内容は、作者・上野顕太郎の最愛の妻に突然起こった悲劇。そして、残された上野自身の心情を描いたもの。
                     つい自分の身に起きたことだったら、逆に自分が死んで残された家族はどうなるのか、などと本作を読みながら想像してしまいました。結局、起きてからでは遅いんだよね。今、何ができるか、何をすべきかを考えて、行動しておかなきゃならないんだよね。あとから後悔してもしかたがないし。本作を読んで、そう思うしかなかったなぁ。
                     
                     本作は僕個人の意見でいえば名作とは言えなかったです。きっと、上野顕太郎自身も、これを名作にしようと思ったわけでもないだろうし、名作になってほしいと思っているわけではないと思います。ただ、何かを残したかった。何かを残すとしたら、作品しかなったというんだと思います。
                     ただし、個人的に名作ではないと言っても、僕の心に何かをストレートに伝えてくれたのは確実だし、自分の身に重ねることで、今の生活がいかに恵まれているのかを感じさせてくれた作品のわけでして、心に残る作品の一つであることは間違いありません。




                    マンガ日記 『どうらく息子 (1)』 尾瀬あきら

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                       これは面白いなぁ〜。
                      落語を題材とした青春ストーリーではなく、ちゃんと落語を物語にしている数少ない作品じゃないかな。別に青春ストーリーを否定はしてないし、ただ落語そのものの面白さを伝えてくれるという点で本作は素晴らしいと思います。
                       
                       監修は柳家三三師匠。最近、テレビで観ることも多くなってきましたが、人気が出てくるのもだいぶ前から分っていた師匠だし、こういった仕事もどんどん増えていくんでしょうな。ただ、落語が上手い師匠だけに、「上手い噺家」で終わることなく本業のほうもしっかりと心配してみたりして。

                       作者の尾瀬あきらは、これまた「上手い漫画家」。ただし、自分の興味がいったものに対してはかなりの実力を発揮するけど、興味が薄れると・・・心配。本作も飽きずに長く続けて行ってくれればありがたい。あと、もう描かないかもしれないけど『オンサイト!』の続編を。

                       この第一巻で出てくる噺は「時そば」「寿限無」「つる」「らくだ」「文七元結」「宿屋の富」「子ほめ」「子別れ」。
                       権太楼師匠の「文七元結」とか、さん喬師匠の「子別れ」「子ほめ」なんかを思い出した。あと、枝雀師匠の「高津の富」とか聴きたくなっちゃった。今日はちょいとDVDを出してきて久々に落語でもみようかな・・・。




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