洋書 『Big Fat Cat and The Mustard Pie』

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     正確に書くと、この『Big Fat Cat and The Mustard Pie』は洋書ではない。
     英語が読めるように工夫された、日本人が書いた英語の物語というのが正確なところかな。
     一応のコンセプトは多読三原則に近いものがあって、「とにかく辞書を読まないで物語を楽しもう」というものらしい。そのために本シリーズの工夫は、難しい単語の部分にはルビが振ってあり、最初の数巻には全文の詳しい解説、および、英語を読むときのいくつかのテクニックのようなものが紹介されている。
     ただし、あくまでも「英語で物語を楽しむ」ということをコンセプトにしているので、「このシリーズを英語を勉強するために使う」という姿勢で読むのはよした方がいいみたい。
     
     実際に、僕はこのシリーズを通して解説部分は全く読んでいないし、本文に書かれているルビも非常に邪魔に思えた。日本語のルビが入っていると、つい日本語に訳してしまうから。
     逆に、日本語のルビが邪魔だなと思えたというのは、「英語→日本語」という思考回路から脱してきた証拠にもなるのかなと、胸の内でニヤリと自己満悦にひったったくらい。
     別に、この本のコンセプトを批判しているわけではないので、本書を使って、解説を読んで英語の読書の方法を学ぶというのはとても有効かなと思います。洋書を読むという入り方が違うってだけで、人によっては本書から得られるものが多い人もたくさんいるでしょう。

     本シリーズのコンセプト云々は置いておいて、本シリーズの何が素晴らしいって、物語が面白いこと。文法だとか、単語が難しいだとか、そんなの関係なしに読み進められるんではないかなと思います。実際、使われている単語とか構文とかは、最後の巻に近づいていくにつれて難易度は結構高めなんじゃないかと思うんですが、順に読んでいけば気にならないくらい。

     全7巻を通読すれば、約38000語以上を読んだことになるし、英語の多読の入門としては最適なんじゃないかなと思います。結構前のものなんで、古本なんかでも手に入れやすいし、かなりのお勧め。

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