読書日記 『大人のための英語多読入門』 佐藤まりあ著/酒井邦秀監修

0
     久々にブログの更新を。ずーっとサボっていましたが、その間にも色々と本を読んでいたし、これから更新を続けていくならネタには困らないかな。
     最近は読む本の種類が変わってきたというか、息子さんが誰に似たのかものすごい読書家でありまして、これからは息子さんの絵本から気に入ったものなんかも紹介していこうかなと思っています。

     で、僕はというと、最近はもっぱら洋書ばかり読んでいるような気がします。
     特に英語を勉強しようとか思っていたわけではないのですが、なんとなく手に取った本書『大人のための英語多読入門』を読んで感化されたというか、英語の多読もなかなか良いもんかなと思い、洋書を手に取ったわけです。

     本書の対象は「大人」となっていますが、50〜60歳以上の方を「大人」と定義しています。定義しているというと大げさですが、「定年退職後に時間がいっぱいあるんで英語の多読はどうですか?」というキャッチフレーズで書かれているだけで、本書に書かれていることは何歳でも当てはまるんですけどね。

     本書の目標は洋書「100万語」。100万語と言っても、「I」も「you」も「in」もすべて1語計算だからそれほど恐れることはなさそうな気がする。実際に、僕は半月ほどで10万語ちょっと読んでるし、ハードルは数字ほど高くはない気がします。
     この「100万語」というのも一つの達成目標であって、あくまでも洋書を楽しもうというのが本書の趣旨なんで、それほど気にすることはないかなと思います。ネットでは100万語を読むだけで、勉強しないでTOEICで●●●点が取れたとか書いてあったりしますが、僕的にはそんなの期待しないほうがいいと思います。まったく効果がないとは思いませんが。

     本書で紹介されている洋書を読むルールは3つ。

    1. 辞書を引かない。
    2. わからないところは飛ばす。
    3. つまらない、難しいものは後回しにして他の本へ。

    スポンサーリンク



    読書日記 『浮世の画家』

    0
       カズオ・イシグロの長編2作品目。
       なんだか純粋な日本人、もちろんカズオ・イシグロは英国籍を取得するまでは日本人だったわけですが、が書いた作品、いやそれ以上に日本的な作品というのが感想。なにも知らずに読んだら、この作品が英語に翻訳されたと思うに違いない。

       内容は、戦時中に尊敬を得、高い地位にいた画家が、戦後には、その作品が戦争を賛美し、若い者を無意味な戦争へと駆り立てたという事実に苦しむ晩年を描いたもの。こう書くと、最初から最後までこの主人公である画家が苦しんだという感じがするかもしれないけど、そうでもない。
       画家はむしろ、そのような影響を与えた自分の作品に一種の誇りを持っていたといえるかもしれない。ただ、その影響が次女の結婚話に出てくることで、少し考えを改めていったというのかな。そして、自分の罪を明らかにし、そのことに反省をするわけ。
       でも、物語の最後の最後のほうで、確かに作品は戦争を賛美する面をもったかもしれないけど、その影響は微々たるものだったのではないかというふうな感じになる。
       実際の話、戦争中に指揮をあげるために利用された唄や絵画は、それがどれほどの影響があったのだろうか。戦後、それらの作品を作り上げた芸術家たちが随分と非難されたようだけど、それは後付けでしかなく、結局、戦争は戦争でひとりで暴走をし始めていったんだというのが真実じゃないのかな。唄や絵で命を投げ捨てるってのは多少大げさなのかもしれない。
       ただ、どこかに戦争の責任を押し付けたかったのではないだろうかなと思うんだな。



      読書日記 『残念な人の思考法』

      0
         この『残念な人の〜』って本屋でよく見かける気がする。調べてみると、この『残念な人の〜』シリーズ(?)は何冊か出ているみたい。そりゃ、まずまず売れているようだし、目についたのも納得。特に買おうとは思わなかったけど、図書館ではまあ借りてみようかなという感じで手に取ったんだけど。
         ちなみに、Amazonnのプレビューをみると星が2.5であまり評価は高くない様子。読んでみてそんなに悪い感じの本じゃなかったけどなぁ。結局、著者の自慢話ばっかりじゃんって感じの評価が多かったんだけど、10分くらいでPRしたから細かい部分は読んでないから感覚が違うんだろうな。

         まあ、大きく言ったら神田さんの今までの著書とかを読んでいたら、別に新しいものって書いてなかったかもしれないけど、それでも「その時に適したプライオリティを選択して行動することができるのが、できる人」という至極当然のことが、正面切って描かれているのは清々しいというか、知っていてもガツンってきたけど。
         あと、SMARTとか、PREP法とか、いろんな所で読み聴きしていることだけど、やっぱり自分がそれらをちゃんと実践できているかというのをいつも考えさせられる。もう知っている知識だよ、で終わらせるんじゃなくて、もう実践しているし、習慣化されているからいいよってならないといけないんだろうな。

         Amazonnの評価って、かなり吟味しないとホントのことは分からないだろうな。自分だってブログでいろいろ本のことを書いているけど、正直、これはつまらない本だって書いていても、あとから評価がガラリと変わることもある。逆の場合もあるし。大抵のAmazonnの評価って、読んですぐの感想だろうし。それを全て真に受けるのも問題だな、きっと。そんなことをちょっと考えちゃったね。



        読書日記 『必ず覚える!1分間アウトプット勉強法』

        0

           斉藤孝さんの新刊。新書で買いやすいし、内容も軽い感じなんでサラッと読むのに丁度よし。
           
           アウトプットを中心とした勉強法の紹介。勉強はアウトプットをしなければ意味がない。つまり、得た知識を活かし、それを何かの役に立てなきゃならない。
           地球に巨大な隕石が落ちてくる危機に陥いているとしよう。この状態を何とかできる人はいない。そんな中で、自分だけが確実にこの危機を救う方法を見つけ出したとする。でも、ここで黙っていたら意味がなく、その方法を実際に行わなければ意味がない。それと同じで、セミナーや本で得た知識を活かさなきゃ、知識を得た意味はない。さらに言えば、得た知識をさも「俺は博識だぜ」的に見せびらかすだけで、それを活かさないのもたんなるアホ。テレビでよくいるな、こういうタイプ。

           とにかく、学んだことは活かさなきゃ。アウトプットが重要。
           さらに、本書のようにアウトプットを活用することで、記憶力の定着率を上げ、最終的には勉強の効率も飛躍的に上げることができる。なんと便利なアウトプット。

           本書で紹介されているアウトプット勉強法の手順は、「1、問いを作る」「2、問いの答えになる部分のテキストを読む。時間は気にせず。」「3、ポイントを3つほどでまとめてメモる。」「4、最初の問いに対しての答えを1分ほどで話す。」これだけ。
           ポイントは、まず「問い」を作るということかな。これによって、インプットする目的ができるわけだから。まったくの初学の分野において問いを作ること自体が結構至難な完治はするが、ここは工夫しだいだろう。

           この最後の1分間にまとめるアウトプットが、勉強の効果を最大限に上げる。さらに本書には、10秒ぐらいでまとめる、という方法が紹介されており、思っている以上に1分間や10秒間というのは短いようでいて長い、濃密な時間の単位のようである。
           やってみると、この1分間や10秒に、答えをまとめるというのは非常に難しい。これは、しっかりとその部分の理解を得られないと、重要点がぼやけてしまって、1分間という時間単位の中にまとめることができないため。逆に言うと、1分間で答えをまとめられない場合には、その部分の理解度は低いということ。

           たった数分試すだけで勉強の効率を格段に上げ、かつ、客観的になかなか測定できない理解度を確認することができる、このアウトプット勉強法。シンプルな方法だけど、強力な武器になりそうだ。




          読書日記 『齋藤孝のアイデア革命』

          0

             斉藤孝さんは、様々な知的活動について多くの本を出されております。有名な3色ボールペンのほかにも、会議術や読書術、そして本書のアイデアを出す技術と非常に多彩。
             ただし、斉藤さんの多くの本は、他の本や知識から得られたもので、全てがオリジナルとは言えない。斉藤さんが凄いのは、これらの多くの知識をただ使いまわして著書を書いていうるのではなく、しっかりと自分の中で消化し、そして自分の観点から新しい知識を組み合わせたりすることで、新しいメソッドを作り上げているのは間違いない。なにより、自分の中で消化した知識ですから、その内容をしっかりと理解し、だからこそ読者が分りやすい説明を書けるんでしょう。

             「内容をしっかりと理解し」って書くと変な感じに思われるかもしれませんが、多くの本の中には知識を流用しただけで、そのために著者自身が流用している知識について間違っているケースが非常に多い。間違っているのはまだしも、間違いに気づいていない人が多いわけ。これは重要なことで、本を読む人は全てこの点に注意し、本や記事の内容が正しいものなのかということを判断しなければならないわけですね。

             本書の内容は非常に分りやすく、アイデアを生み出すための方法はどれも簡単なもの。その中で僕が意識して実践しようと思う第一点が「日常的に問題意識をもつ」ということ。
             まあ、これは常日頃心がけていることなんですが、町を歩いていても、運転をしていても、ただぼーっと景色を眺めるだけではなく、何か問題意識を持っておく。そうすると、新しい情報が入りこんでくるんです。これは当然のことで、ただ街中を歩いていては気づかなくても。おいしいお店はないかと意識していると、いい雰囲気の店がバッと視界に入ってくるようなもの。なにかアイデアを出そうとするのではなく、常日頃、アイデアのスイッチを入れておくことが大事。

             第二が「無理な目標設定をする」ということ。一見すると実現が困難な目標を設定することによって、それを実現しようと頭は自然とフル回転する。こういう時こそ、切迫感のない時には生まれてこないアイデアが浮かぶもの。これはアイデアだし以外にも使えそうな方法。いろいろ応用方法を考えてみようと思ってます。




            読書日記 『ドラッカー流 最強の勉強法』

            0

               『もしドラ』がヒットして広く注目されるようになったドラッカーですが、その名前をタイトルにいれた本が多数でています。本書はそんな中の一冊。新書だし、なんとなく「勉強法」のキーワードに惹かれて購入したのを覚えています。

               読んでみての感想は、「なんじゃこりゃ。」って感じ。
               もう完全にドラッカーの名前をタイトルに入れているだけで、他の本の寄せ集め感万歳の本。ドラッカーの本を読めばいいじゃんって感じするし、入門にはいいんじゃないかと思われるかもしれませんが、勉強法の本だったらもっと良書がある。ドラッカーの入門書ももっと選択肢がある。
               結局、なにがダメかと言うと、ドラッカーの言っていることを並べてるだけってこと。ここから本書の著者の考えが全く読み取れない。これじゃ、ドラッカーを読んで、理解し、文章を書ける人だったら誰だって書ける。読む方としては、ドラッカーの著書にあたった方がより正確で、役に立つ知識を得ることができるんじゃないかな。

               本を読んだら、その知識を得るだけではなく、活用することが大事。読んで、自分の中に取り込まれた知識をアウトプットすることができなきゃ、知っているだけ、真似ているだけに終わる。本書を読んで、こんなことを再認識しちゃったな。
               

               ちなみに、『もしドラ』を読む20代〜30代はいいけど、40代以上が読んで納得しているようではちょっと大丈夫かなと思います。嫁さんの職場でも上司が読んでいるようで、机の上に置いてあったようです。個人的には、やっぱり『もしドラ』を机においている上司にはついて行きたくないなぁ。『マネジメント』とかだったら良いけどね。




              読書日記 『仕事に活かす! フォトリーディング』

              0

                 フォトリーディング関連書。本書は公認本で、一応安心して読める内容になっています。こういう書くのも、世の中にはいろんな本がありまして、フォトリーディングのことを批判することを書いておきながら、同じ方法を名前を変えて紹介しているような本も溢れているから。別にフォトリーディングが批判されようと、僕は一向に構わないんですが、平気で他で得た技術を自分が開発したような顔をして本を出す人が実際にいて、それが腹が立つだけですけど。

                 内容としては、前半はお決まりのフォトリーディングの方法、ステップの紹介。後半はそれを使っての応用方法の紹介。もちろん、僕が参考になりそうなのも後半部分なんですが、おやっと思ったのが、特にフォトリーディングを使ってはいないということ。
                 前半部に書かれているんですが、フォトリーディングを使うか使わないかも自由。ステップの一つを切り取って使うのも自由。それでも効果があるから。ということが書かれています。
                 確かに、その通りで、いわゆる「ミカン集中法」を使うだけでも本は早く読めますし、他の事に集中する時に使ってもOK。別に本を読むときに必ずフォトリーディングを使わなければならないことはない。
                 ただし、フォトリーディングの考えである「全体を見渡し、目的を明確にする」を応用すれば、どんなこと(本書ではビジネスにおいて)にでも役に立つよっという内容。

                 「全体を把握する」「目的を明確化する」。確かにこの2つがあれば、仕事でもプライベートでも確実に効率は上がります。この考えがフォトリーディングのものだけではないのは当然ですが、こういった大原則を活用した情報収集術だと考えたらフォトリーディングをいかがわしいと思っている人も入りやすいんじゃないかな。

                 個人的には、フォトリーディングの本は出尽くしている感はあります。むしろ、どの本にも数ページしか割かれていないマインドマップとの連携を大々的に書かれている本があればいいのに。別にマインドマップじゃなくてもいいし、全脳思考でも、ジーニアスコードでも、多くの方法との連携をすることで、効果が増大するのは経験でも自分では知っていますし、再受講なんかで中心になってくるのはここら辺だと思うし。まあ、本が出ていなくても、自分なりに色々な方法をためして使っているから良いんですけどね。




                読書日記 『週刊とりあたまニュース 最強コンビ結成!編』

                0
                   西原理恵子と佐藤優という、なんとも奇妙なコンビだなぁと、思わず買ってしまった本。
                   この本の内容は、週刊新潮に連載中のもので、その時の時事ネタを佐藤優のコラムと西原理恵子のマンガで解説するもの。特に西原理恵子のマンガの方は、毎回のテーマとはかなり離れていってしまった内容がほとんどなんだけど、これは予定調和のうち。
                   凄いなと思ったのは佐藤優のコラムの方で、毎回決められた文字数で、そのテーマを自らの経験や考えを踏まえて分かりやすく、かつ面白く書かれている。コラムを書くということはこういうことだ、とまさにお手本になるものとなっています。そして、佐藤優の見識の深さもにじみ出てくるようなそんな内容。

                   西原理恵子のマンガは、「アラファト議長とタイガー・ジェット・シンの区別がつかない」というのに笑ってしまったり、頻繁に登場する高須クリニックの院長の話だとか、岩井志摩子とかにちょっと引いたりでバラエティ豊か。んでもって、時折、戦争のこととか、子どもの将来とかについてホロリとくるようないい話も紛れ込んでいるのもさすが。

                   それにしても、西原理恵子は稼いでんなぁ。なんか知らんけど、ようNHKに出てるし。



                  読書日記 『フォーカス・リーディング講座』 寺田昌嗣

                  0

                     速読の本が巷には溢れていますが、僕が信頼している速読法というのは、この本で紹介されているフォーカス・リーディングとフォト・リーディングだけです。(正確に言うと、フォト・リーディングは速読法ではなく、情報収集法とでも言うべきもので速読術ではないのですが。)
                     
                     筆者の寺田昌嗣さんは、かなり前に速読術のホームページを管理しており、そこでは無料の速読練習ソフトを提供されておりました。僕も、もう10年くらい前にはなると思いますが、そのソフトを使って分速4000文字くらいの速読を手に入れたのを覚えています。

                     もっぱら僕は本を読むときにはフォト・リーディングを使っているんですが、いわゆる世間一般的に言われている速読も身につけようかなと思って本書を手に取ったわけ。というのは、フォト・リーディングがあれば、まあ十分っちゃ十分なんですが、別にフォト・リーディング命ではないし、講師になるわけでもないんで、フォト・リーディングとは別に速読術を身につければもしかしたら相乗効果でさらに速読、情報収集技術が高まるんじゃないかと。
                     そもそも、フォト・リーディングは最近では講座で覚えた方法はかなり離れた方法を使ってます。再受講なんかで得た方法+自分のやりやすい方法ってところでしょうか。こういったスタンスでフォト・リーディングをしているほうが気楽にできるし、この気楽さがより良い結果を生むと思いますんで。(それだからこそ、時には基礎の重要性は感じますんで、再受講はとても重要だなとしみじみ思ったりしてます。)

                     で、このフォーカス・リーディングは読めばすぐ実行できる類のものではなく、努力が必要なものでして、約一カ月ほど訓練を続けてみようと思っています。個人的には分速で3000文字前後の速読ができれば十分に実用的だと思いますんで、落ちているだろう速読技術をそのレベルまでは戻したいなと思っています。

                     そうそう、速読自体も大切なんですが、寺田さんが非常に強く訴えているのは、速読で本を読むのを満足するのではなく、それをいかに活かし、行動に起こすかにフォーカスしなければ意味がないと書かれていますが、まったくその通り。方法はフォト・リーディングでもフォーカス・リーディングでも、他の速読法でも言ってしまったら何でもいい。でも、どの方法をとったとしても結果・行動を目指さなきゃなりません。
                     そういった意味で、ただの速読法の範疇に収まらないフォト・リーディングは優秀だと思っています。ちなみに、本書をフォト・リーディングで読むのにかかった時間は10分ちょい。これだと速読はいらないかな?って思っちゃいますね。




                    読書日記 『遠い山なみの光』 カズオ・イシグロ

                    0
                       カズオ・イシグロのデビュー作で王立文学協会賞受賞作品。この王立文学協会賞がどれくらい権威のあるものか知りませんが、デビュー作で注目を浴びたというのもその後の作品を読むと納得です。

                       昨日の『日の名残り』はよく分からなかったと書きましたが、この『遠い山なみの光』を読んだことで、『遠い山なみの光』から『日の名残り』に貫かれているテーマのようなものがよく理解できたような気がします。
                       本作のほうが読みやすいというのも理由になりますが、この2作を読んでカズオ・イシグロの真意が分かった。失われた過去、信じてきたものが崩れ去っていくむなしさ。こういった、人生においては仕方がない悲しさを、静かに語っていく。

                       劇的に悲しいだとか、むなしいだとかは思わないのですが、どこか胸の奥にしみ込んでいくような感情が読み終わると溢れている。やっぱ、カズオ・イシグロという作家は只者ではないなと実感させられた作品であります。



                      | 1/51PAGES | >>

                      スポンサーリンク

                      selected entries

                      categories

                      archives

                      links

                      profile

                      search this site.

                      others

                      powered

                      無料ブログ作成サービス JUGEM