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    • 2015.11.30 Monday
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    マンガ日記 『not simple』

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       オノ・ナツメ体験2作品目。いやぁ〜、やられた。とりあえず、今年であったマンガの中でダントツに面白い。というか、マンガでここまでのことを描けるのかと唸ってしまうほど。ストーリー展開もいいし、現在から過去、そして現在へと繋がる時間軸の変化も映画を観ているみたい。やはりオノ・ナツメという漫画家は只者ではないかも。そして、やっぱりこの独特の絵ですが、人間の感情をこれまで表現できる画風というのも珍しい。この作品をもし映画化したとしても、決してこの原作を越えることは出来ませんで。この画風と、このストーリーが合わさって初めてこの物語は完成するんですからな。

       ストーリーの紹介は今回はまったく出来そうもない。それは実際にこの作品を手にとって、じっくりと読まないと全く意味がないから。あらすじを紹介したところで何も伝わらないんじゃないかな。
       ただ、イアンという青年がずっと家族の愛情を求めてさまよい、そして不幸にもそれを手に入れることができなかったというだけの話。でも、タイトル通りに決して単純な話ではない。
       不思議な魅力をもったイアンの唯一の友人・ジムも物語中ではあまりその背景が描かれていないけれど、家族の愛情を求めているような気がする。でも、なぜジムが自殺をするのかは分からない。実際にはジムが自殺したシーンはなく、ただジムがイアンを主人公にした小説の中で、イアンがしんだ1年後に作者が死ぬ事を暗示しているだけであるが。でも、ジムが自殺したというのは間違いないであろうし、それはイアンが刺されたシーンでアイリーンが素手でイアンに触ろうとしたのを止めたのにも関わらず(イアンはエイズに侵されていた)、ジム自身は素手でイアンを抱きかかえたことがジムの死を暗示しているということでしょう。
       きっと、ジムにとって家族の愛情を与えてくれる存在はイアンだけだったのではないかなと思います。そのイアンの死は、ジムにとっても自身の死と同じだったのではないかなと。そして、イアンはジムにとっての理想とする人物だったということも関係があるのかもしれない。あくまでも、僕個人の考えですが。

       まあ、人それぞれ、読んだらいろいろなことを考えさせられる作品かもしれません。100人いたら100人の、それぞれの解釈の物語があるのかもしれません。そういったわけで、今回はほとんど物語の紹介はできないということであります。

       それにしても、前回読んだ『LA QUINTA CAMERA〜5番目の部屋』とはまた違った作風で、こういった作品も描いているんだと思いました。他のオノ・ナツメ作品にもますます興味が湧いてきますわな。



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