映画鑑賞日記 『フロム・イーブル〜バチカンを震撼させた悪魔の神父〜』

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     この映画は『松嶋×町山 未公開映画祭』で配信されていた作品で、どうやらDVD化もされているようです。『ザカリーに捧ぐ』もかなり強烈なものでしたが、本作もかなり強烈な内容でした。

     カトリック教会ではひた隠しにしてきたことがあった。それが聖職者による小児虐待。これが数件というレベルではなく、分っているだけでも数万件にも及ぶというのは驚きであります。本作は、この実態が明らかになるきっかけとなった裁判を扱ったドキュメントになってます。

     カトリックの聖職者は中学から高校くらいの年代の時に隔絶された学校で学び、抑圧されるのでしょう。それが、健全な性へ影響があるのかもしれません。ただ、数万件に及ぶ性的虐待などの事実を知ったら、それは完全に否定できないのではないでしょうか。
     この裁判で罪に問われているのがオリヴァー・オグレディ。オグレディのインタビューなんかを聞いていると、聖職者の誇りは持っている一方で、自分のやった行為について反省をしているようにもみえない。被害者に手紙を出し、許しを請えば全て理解してもらえるだろう的な考え(実際には手紙は出していない。たぶん教会側から止められたのではないかと思うのだが)からも分ります。もう、ちょっと、宗教に洗脳されているって感じなの。

     もう一つ怖いのが、オグレディの行為を知っていた高位の司祭が、自分の地位を守るために黙認していたこと。そして、多くの同じよう行為があったことを隠し続けてきたのは一部の者ではなかったという事実。実際に、本作には現ローマ法王さえも聖職者による小児虐待があるという事実を隠してきたということを実名を出して告発しています。

     本作の内容が100パーセント真実だったとしたら、世界の3大宗教の1つであるキリスト教って何ってことになちゃうな。実際に原理キリスト教とかはかなり常人には理解できないような雰囲気もあるし、カルトと呼ばれるものと、そうでないと言われるものの違い、境界線ってなんだろうって思っちゃいました。
     宗教とは?信仰とは?というテーマを意識させられる作品でした。


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